SATA SSDとNVMe SSDの体感速度はどれくらい違う?実使用での差を徹底検証
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SATA SSDとNVMe SSDの体感速度はどれくらい違う?実使用での差を徹底検証

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パソコンのストレージをSATA SSDからNVMe SSDに変えると、理論上は数倍速くなると言われます。

でも実際に使ってみると「思ったほど変わらない…?」と感じる人も少なくありません。

 

この記事では、SATA SSDとNVMe SSDの基本的な違いから、体感速度の差が出やすい場面・出にくい場面まで、わかりやすく解説します。

最後まで読めば、「自分は換装すべきかどうか」が判断できるはずです。

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SATA SSDとNVMe SSDの基本的な違い

接続規格と理論速度

  • SATA SSD:SATA III接続。最大転送速度は約600MB/s。
  • NVMe SSD:PCI Express(PCIe)接続。最新規格では最大7000MB/s以上。

数字だけ見ると、NVMe SSDはSATA SSDの10倍以上速いこともあります。 しかし、この「理論値」がそのまま体感速度に直結するわけではありません。

ベンチマークと体感速度のギャップ

ベンチマークソフトで測ると、確かにNVMe SSDは圧倒的な数値を出します。 しかし、日常的な作業では差が小さいことも多いです。

理由

  • 多くのアプリやOSの起動は、小さなファイルを大量に読み込む処理が中心
  • この場合、SATA SSDでも十分高速で、NVMeの性能をフルに使えない
  • ネット通信やCPU性能がボトルネックになる場面も多い

体感速度の差を感じやすいケース

大容量ファイルのコピーや移動

数GB〜数十GBの動画やゲームデータを移動するとき、NVMe SSDは圧倒的に速いです。

SATA SSDでは数分かかる作業が、NVMeなら数十秒で終わることもあります。

 

4K動画編集やRAW現像

高解像度の動画や写真はデータ量が大きく、読み書き速度が作業効率に直結します。

NVMe SSDならプレビューや書き出しがスムーズになります。

仮想マシンや大量の同時アクセス

複数のOSを同時に動かす、データベースを扱うなどの場面では、NVMeの高速性が活きます。

 

体感速度の差を感じにくいケース

WebブラウジングやOffice作業

Webページの表示速度はネット回線やブラウザの処理速度に依存します。

WordやExcelの軽いファイルも、SATA SSDで十分快適です。

 

軽量アプリの起動

メモ帳や電卓など、読み込むデータが小さいアプリでは差はほぼ感じられません。

 

ゲームのロード時間

一部のゲームはサーバー通信やCPU処理がボトルネックで、ストレージ速度の影響が小さいです。

 

NVMe SSD導入時の注意点

マザーボードの対応

M.2スロットがあっても、SATA接続専用の場合があります。

PCIe NVMe対応かどうかを必ず確認しましょう。

 

発熱とサーマルスロットリング

NVMe SSDは高速なぶん発熱しやすく、温度が上がると速度が落ちることがあります。

ヒートシンクの装着がおすすめです。

 

コストと容量のバランス

同じ容量ならSATA SSDのほうが安価です。

予算と用途を考えて選びましょう。

 

どちらを選ぶべき?SATA SSDとNVMe SSDのおすすめポイントまとめ

💰 コスパ重視ならSATA SSD

  • 価格が安い:同じ容量ならNVMeよりも安価
  • 十分な速度:HDDからの換装なら劇的に速くなる
  • 互換性が広い:古いPCやノートでも使える場合が多い
  • 発熱が少ない:冷却対策をほぼ気にしなくていい

 

こんな人におすすめ

  • ネットやOffice、軽いゲームが中心
  • 予算を抑えて容量を確保したい
  • 古めのPCを延命させたい

⚡ NVMe対応ならNVMe SSD

  • ケーブル不要でスッキリ:M.2スロットに直接装着できる
  • 理論速度が圧倒的:大容量データのやり取りや動画編集で真価を発揮
  • 最新PCとの相性◎:PCIe 4.0/5.0対応ならさらに高速
  • 将来性が高い:今後のソフトやゲームの高速化に対応しやすい

 

こんな人におすすめ

  • マザーボードがNVMe(PCIe)対応
  • 動画編集やRAW現像など重い作業をする
  • 配線を減らしてケース内をスッキリさせたい
  • 多少高くても最新規格を使いたい

最終結論

  • 安さと十分な性能を求めるなら → SATA SSD
  • 対応していて、配線スッキリ&将来性を重視するなら → NVMe SSD

 

💡 体感速度の差は用途によって小さい場合もありますが、NVMe対応PCなら「ケーブルレス・省スペース・将来性」というメリットだけでも選ぶ価値ありです。

逆に、古いPCやライトユーザーなら、今は価格が下がっているSATA SSDが非常にコスパの高い選択肢になります。

まとめ

  • NVMe SSDは理論上はSATA SSDの数倍〜10倍以上速い
  • 体感差は用途によって大きく変わる
  • 大容量データやクリエイティブ作業では効果大
  • 一般用途ではSATA SSDでも十分快適

チェックリスト:換装前に確認すべきこと

  • [ ] マザーボードがNVMe対応か
  • [ ] 発熱対策はできているか
  • [ ] 用途的に速度差が必要か
  • [ ] 予算と容量のバランスは取れているか

💡 結論 「数字上の速さ」と「体感できる速さ」は別物です。

あなたのPCの使い方に合わせて、SATA SSDとNVMe SSDを選びましょう。

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